発刊されて
お蔭様で、ようやく私の処女作“「理念なき経営」はもう続かない”を、発刊することが出来ました。
時は2009年9月15日、自民党から民主党への政権交代前日。
世の中は、日本の政治史の新たな一頁を飾るニュースで持ちきりの日のことでした。
私の新刊本などは、ほんの小さな出来事ですが、自分自身の処女作出版としては幸先の良い時期と重ね合わせ、結構自己満足しています。というのも、本書では、建設産業の実情と未来のあるべき姿「建設産業システムの改革」について提言しており、新政権で一歩でも踏み込んでもらいたい・・・などの期待もあってのことです。
既に、このブログにも書きましたが、昨年末から9ヶ月もずれ込んだ発刊となり、色々とご指導・ご協力頂いた東洋経済リサーチセンターの樋口社長をはじめ、関係者・スタッフの方々には見放されてしまうのではとひやひやもしましたが、なんとか形にすることができたことを嬉しく思っています。
本の内容の評価はお読み頂くとして、表紙や装丁についても、デザイナーをはじめ専門家のアドバイスを頂きながら、こだわりを持って選んでいます。
たとえば、表紙デザインに使用した素材は、「ブルックリン橋」の写真。
この橋は、今から100年以上前の1880年代に、ニューヨークのイーストリバーに架けられた世界で初めての鋼鉄製ワイヤーを使った吊り橋で、その基礎工法には『ニューマチックケーソン(潜函工法)』が採用されていますが、実は、この工法は、株式会社白石が得意工法として誇っていた起源的な存在です。
「長年携わった思い入れの深い株式会社白石を感じさせるものを」という私の思いがこもった表紙なのです。
カバーの赤い色と合わせて雰囲気のある装丁になったと、こちらも満足しています。
ともあれ、今回の発刊は、多くの皆様のご指導、ご協力を頂いたからこその結果。
無事出版にこぎつけたことに、心よりお礼申し上げます。
発刊から2週間余り。早速に想像を超える沢山の方々からお手紙やメール、お電話を頂戴している毎日が続いています。
頂きました温かい励ましのお言葉や貴重なご意見の数々は、本当にありがたい限りです。改めて皆様に支えられて自分の今があるのだと感じるとともに、私と思いを同じくしてくださった方が多くいらしたことを知り、胸が熱くなりました。
これから益々多くの方にお読みいただき、様々な忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
なお、末尾ながら一言。
本書では、一つひとつバックデータに沿って、正確を期したつもりでしたが、見落しもあり、また氏名についての誤記が見つかる等、関係者の方々には大変失礼なことになってしまったこと、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。














